ペッツファーストで豆柴をお迎えされる方へ

ペッツファーストでは、豆柴たちが健康な状態で家族と出会えるよう、店舗での健康管理を徹底しています。
また、契約するブリーダーにも厳しい基準を設けており、適切なブリーディングを行うよう指導・管理しています。

そして契約ブリーダーの協力の元、販売する豆柴の親犬たちを対象に遺伝子検査を実施しています。

ペッツファーストの遺伝子検査

ペッツファーストの遺伝子検査は、
専属の獣医師による血液検査です。

■検査対象

ペッツファーストでは、販売する豆柴の親犬を対象に、血液による遺伝子検査を行っています。
親犬を検査することで、その犬から生まれた子犬が遺伝子病を発症する変異遺伝子を持たないことを確かめられるだけでなく、これ以降も遺伝子病に苦しむ子犬が生まれてこないよう、変異遺伝子を持たない親犬だけの適切なブリーディングを実現することができます

■検査項目

豆柴には、GM1ガングリオシドーシスという特有の遺伝子病があります。

GM1ガングリオシドーシスは、本来は代謝されるはずの物質が中枢神経や臓器に蓄積してしまい、様々な神経症状を引き起こす病気です。
多くは生後5〜6ヶ月で発症し、症状が進行すると歩行不能や視力異常などがあらわれ、わずか1歳程度で死亡してしまいます。

GM1ガングリオシドーシスを発症する変異遺伝子を持っている豆柴は約2%程度と言われており、この変異遺伝子を持つ犬をブリーディングから外すことで、病気を持つ子犬が生まれることを防ぐことができます。

■検査実績(2021年4月末時点)

検査を実施した犬舎数34舎
検査を実施した親犬の数834頭
変異遺伝子を持っていた親犬0頭

これまでに834頭の検査を実施しましたが、
変異遺伝子を持っていた親犬はおりませんでした。

チーム・ペッツファーストの想い

契約ブリーダー 廣田さん

遺伝子病を発生させないために

九州山脈の大自然の中で、豆柴を専門としてブリーディングしています。
屋号である「謝楽」には、「感謝を楽しむ」という意味を込めました。
私たちが育てたワンちゃんが、皆さんに家族として愛されていること、人と人との繋がりに、いつも感謝しております。

ブリーダーとして1番重要なのは、健康なワンちゃんを育てることです。
特に、遺伝子病は絶対に発生させないよう、ペッツファーストさん協力のもとで最も信頼性の高い血液による遺伝子検査を全犬に実施しております。

巡回担当 坂井獣医師

愛するペットとの幸せな時間を提供するために

ペッツファーストはお客様にペットを引き渡して終わりではありません。
そこから始まるペットライフのパートナーになりたいと思っています。
愛するペットとの時間が少しでも長くなるように、ペットが命を全うできるように、 可愛いだけではなく健康な子犬子猫をお客様に届けるべく、ペッツファーストは独自の基準を作り検査を行なってきました。

GM1検査もその一環です。
遺伝子病で亡くなるペット、それにより悲しい思いをする飼い主様を作らないために、微力ではありますが、この1歩が遺伝子病撲滅に繋がると信じて、活動させていただいております。
また、大切に育てた子犬子猫が、新しい飼い主様の元で幸せになることを祈るブリーダーさんの気持ちを橋渡しできたらという思いで、巡回に臨んでおります。

プロジェクト責任者 頼定獣医師

ペットの遺伝子病の撲滅に向けて

ペットの遺伝子病は、ペット業界にとって大きな課題でありながら、永らく直視せず蓋をしてきた風潮があります。
また、「遺伝子病の減少・撲滅」をゴールとした場合、遺伝子検査の対象は本当に子犬・子猫で良いのか、検査体制は適切なのかと疑問を感じます。
「真に正しい方法」を追求し、ペッツファーストらしい真っ直ぐな姿勢でこの課題にアプローチしたいと思い、地道にGM1の検査を行なっています。

ペットの遺伝子病を撲滅するための道のりは途方もなく、僕の世代では達成できないかも知れません。
それでも、我々の活動が次世代に引き継がれ、いつの日かペット業界のスタンダードになることを願っています。

チーム・ペッツファーストは今後も、
GM1ガングリオシドーシスで苦しむ豆柴が生まれないブリーディングを
徹底してまいります。

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